2012/02/10

虚領頂勁は放鬆(ふぁんそん)から!


太極拳の要項に「虚領頂勁」がある。

これは、百会穴を上に持ち上げるように。とか
押し上げるように。とか
頭上から引っ張りあげられているように。とか
吊るされているかんじ。とかいろんな表現がされている。

太極拳を始めたころは
紐のついた操り人形のようにとか
頭の上に置いた本を押し上げるイメージでとかいろいろやったな

そうそう~
上から順番に考えながらやってたな・・・
頭は吊り下がられているように、顎は少し引いて首を伸ばし
胸は張らず背中の皮を伸ばすように・・・ なんて・・・

そんなんじゃ、ますます固くなって緩むわけがなかったのにね
それに、放鬆(ファンソン)も、リラックスする肩の力を抜く・・・
程度にしか理解してなかったし出来なかったしね

それは・・・
一朝一夕に出来るものではないのですよね。

それは
筋力を用い自分の意思で上げたり支えたりしている
のでもないのですよ

そうなった時の状態を説明すると
押し上げられていき吊り下げられているような感覚なのだな。


最近、ネット検索していて
私にとって一番分かりやすく簡単に出来たのは
   ↓
「頚椎を下方向に放松しながら引き伸ばすように意識すると
 簡単に力が抜け、放松は自然に下方向に向い、含胸抜背、
 沈肩堕肘が生じ、気沈丹田、松腰敛臀へと続いていく・・・

 身体の内側では上下に引っ張り合う劲のバランスを感じ取る
 ことが出来る・・・ 

 もし頭が吊り上げられていると、下半身にかかる体重を
 軽減することが出来るので、動作そのものも生き生きとした
 ものになります。」
    ↑
北京で太極拳
http://takeichi3.exblog.jp/8340098/

こちらのブログのこのページより
一部抜粋させて頂きました。
(リンクが貼れませんでした)


と、いうことは・・・・

太極拳の基本要項である
虚領頂勁・沈肩墜肘・含胸抜背・気沈丹田・・・ などは
頭、肩・胸・・・とかに対して、別々の部位への要求ではなく
身体全体に対しての要求を、部分的に説明しているだけ
なんですよね